2020/06/02 12:00
こんにちわ!CHUPROです。ミュージアムグッズ関連商品が多いCHUPROですが、
歴史の勉強は嫌いでも、身近についてまわる「自分のルーツ」には興味が沸いたことはありませんか?
ご先祖はいったいどんな人だったのだろう?
どんな仕事をしていたのだろう?
といったことです。
今回、新登場の家紋コースターを開発するにあたり、家紋の事をいろいろと調べることになりました。
これは今でいうロゴマークみたいなもので、それをみただけで、どの家系の人か分かるというもの。
ヨーロッパでは王侯貴族が紋章を掲げていましたが、日本はちょっとヨーロッパとは事情がちがいました。
身分に関係なく家紋を持つことが許されていたのです。そのため、なんと5万種以上の家紋があるといいます。
文字を読めない庶民も、家紋を見ることで、他者との違いを認識できました。家紋は当時のアイデンティティー
をデザインで表すものだったのです。モチーフはさまざまで、動植物、文字、小道具などなど、それこそ
いろいろなものが家紋に使われました。自分の祖先が何を思って家紋を作ったのか想像すると面白いですよ。
ちなみに、開発者の私の家紋は非常にシンプルで、「ヤマ〇」といった屋号のような家紋でした。
商売人を彷彿とさせます。
さて、家紋コースター第一弾は江戸幕府の立役者「徳川家」を選びました。
三つ葵の家紋で、一昔前に「この紋所が目に入らぬか!」でお馴染みの時代劇がありましたね。
徳川家はこの家紋を徳川家と松平家だけにしか使用を許可しませんでした。それによって権威を
この家紋に持たせたのです。
戦国武将は今も人気で、家紋をみただけで武将を当てる人も多い。彼らには各々の
生きる美学というものがあって、それが人々の共感を呼びます。家紋を見るだけで
イメージできるのですから、家紋はあなどれません。
コースターというありふれた日用品に家紋を入れることで、先人の生き方や、自分のルーツに
興味を持ってもらえればと思いました。自分の家紋もぜひ調べてみてください!